審査員スペシャルインタビューVo.02 〜沼沢淑音先生〜
- 6月2日
- 読了時間: 3分
国内外の若いピアニストたちにとって、新たな挑戦の場となる「国際ソリストコンクール ピアノ部門」。
今回が記念すべき第1回の開催です。
まだ始まったばかりのコンクールですが、
私たちはここを、演奏する人と聴く人がまっすぐにつながる場所にしていきたいと考えています。
このコンクールが特別なのは、“聴く力”と“導く力”を兼ね備えた『審査員』の存在です。
演奏技術だけでなく、その人がどんな音楽を奏でようとしているのか――
そんなところまで丁寧に耳を傾けてくださる、心ある先生方が揃っています。
このインタビューシリーズでは、審査にあたる先生方の音楽への想いや日常、
そして教育者としてのまなざしに触れながら、
これから舞台に立とうとする皆さんに、「このコンクールで挑戦したい」と思っていただけるきっかけをお届けしていきます。
コンクールを「試される場」ではなく、
「自分の音楽を届ける場」として感じてもらえるように――
そんな想いを込めて、お届けします。

ピアノの道に進みたいと思ったのは、何歳頃ですか?
その際、例えば学校(勉強・宿題など)とピアノの両⽴はどのようにされていましたか?
小さい頃は家にピアノがあって5才ころから遊び弾きしていました。最初は母に習っていましたが、小学校高学年頃桐朋の音楽教室に行くことになり本格的にはじめたいと思いました。
あまり両立は出来ていませんでした。遊ぶ時は遊びすぎるくらい遊んで弾くときには好きでたくさん弾いて友達に聴いてもらうのが好きでした。
オフの日は何をして過ごしますか?また長期の休みがあればどう過ごしたいですか?
何もせずに寝たり、食べたり、飲んだり、散歩したり美術館に行ったりしますが実際は次の演奏のための新曲の準備などに追われていることが多い気がします。
長期の休みがあれば誰も人のいない無人島でナマケモノのようにゆっくりと寝たいです。
今まで数多くのコンクールに参加されたかと思います。
その中で思い出したくもないくらい「やらかしてしまった…」と言う黒歴史はありますか?
子供の頃コンクールに出た時にスキップして出て行って審査員にピースして帰ってきて落ちた事です。
舞台袖で手が冷えて指が動かなくなってしまったことはありますか。
どのように対処しましたか。
また、指が冷えないオススメの方法があれば教えてください!
ノルウェー産の手袋をしてます。よくあたたまります。基礎体温があがるような生活をしていると手があたたかい気がします。子供の頃より今の方があたたかい気がします。
昔、サンクトペテルブルクで弾いた時に暖房が壊れていて氷点下で鍵盤も凍ってるような中で弾いた経験があり、それ以来あまり冷たい事が気にならなくなりました。
でもどうしても冷たい時は手と手を叩いたりします。
本番前のルーティンはありますか。
(必ず〇〇を摂取するようにする・前日は何時間寝るようにする、など)
出来れば出来る限りよく寝たいです。寝れない時は漢方を飲みます。
でも寝れなかった時は緊張し、自然とより集中するような気がします。
練習のモチベーションが下がったときはどうしてますか?
(生徒さんへのご指導も含めて)
ピアノから離れて、映画をみたり遊んだりします昔の巨匠の素晴らしい演奏を聴くと僕の場合は弾きたいモチベーションがあがります。
演奏時に心掛けていることはありますか?(生徒さんへの助言も含めて)
よく歌う事と考えすぎた咀嚼しすぎた演奏をしないように感覚に忠実にする事です。
インタビューご回答ありがとうございました。
沼沢淑音先生のホームページやYouTubeもぜひチェックしてみてください。
▼公式ホームページ
▼YouTube
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